下水処理水の再利用
概要
温室効果ガスの削減や地域社会との共生へ向け、水資源の有効活用として近隣の下水処理場から下水の高度処理水を受入れ、膜処理により工業用水の代替とすることにした。2010年から運用を開始。
再生水の用途
工業用水(冷却塔補給水など)
設備フローシート
MF膜にて除濁、RO膜にて脱塩処理
(下水処理場近傍には工場が多く、下水処理水中のイオン濃度は高いため、工業用水利用するためには脱塩処理が必要)
設備仕様
処理水量:13,500m3/日
メイン機器
MFユニット基数:6+1基
ROユニット基数:6+1基
補器
薬品注入設備 :一式
薬品洗浄設備 :一式
逆洗排水回収設備:2基
膜仕様
MF膜
膜材質 ポリフッ化ビニリデン(PVDF)
膜形状 外圧式中空糸膜
公称孔径 0.1μm
膜面積 50m2
RO膜
膜材質 合成高分子(ポリアミド)系複合膜
膜形状 スパイラル膜
脱塩率 99.5%以上
膜面積 37.2m2
水質
原水 | 処理水 | |
---|---|---|
pH(-) | 7.0~7.5 | 5.8~8.6 |
導電率(mS/m) | 200 | <22 |
濁度(度) | 5 | <1 |
Cl(mg/L) | 550 | <20 |
SO42-(mg/L) | 220 | <20 |
総硬度(mg-CaCO3/L) | 330 | <50 |
SiO2(mg/L) | 20 | <10 |
写真・パンフレット等
MFユニットの全景写真
ROユニットの全景写真
資料提供元、URL
株式会社神鋼環境ソリューション 営業本部産業ソリューション営業部
http://www.kobelco-eco.co.jp/
http://www.kobelco-eco.co.jp/