膜に関する再利用事例集

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クーリングタワー供給水

概要

クーリングタワー供給水

再生水の用途

本工場は、高純度テレフタル酸(PTA:Pure Terephthalic Acid)を製造している。本システム導入前は、生物処理を行った後、工業団地の排水処理場へ放流していたが、コストダウンと環境影響負荷低減を目的として、膜分離活性汚泥法
(Membrane Bio Reactor : MBR)+逆浸透膜処理(Reverse Osmosis : RO)による、排水再利用設備を導入した。
本設備は、2012 年 5 月から稼働しており、2018 年 10 月現在 MBR 膜
RO 膜共に交換することなく順調に稼働している。

設備フローシート

設備仕様

流入:6,000m3/d
RO 回収水:4,200m3/d
RO 濃縮水:1,800m3/d
(工業団地の集中処理場へ放流;CODcr<100mg/L)

膜仕様

MBR
型式名:三菱ケミカル製 STERAPORETM 5000 Series
膜タイプ:中空糸 UF 膜
膜材質:PVDF
膜面積:1,000m2/台 × 12 台 ⇒ 12,000m2

水質

特徴

1.MBR により、石化排水由来の難分解性物質を分解し、RO 処理前のCODcr 低減を実現
2.RO 処理で、70%回収を行っても Brine(濃縮水)の、CODcr は100mg/L以下となり、工業団地の集中処理場へ放流が可能
3.MBR 処理水の SDI(Silt Density Index)は、2 前後であり、RO 膜の安定運転を実現
4.懸垂型の膜モジュール設計により、既設活性汚泥槽から汚泥を引き抜くことなく、MBR へ改造

写真・パンフレット等

資料提供元、URL

三菱ケミカルアクア・ソリューションズ株式会社
https://www.mcas.co.jp/